第一章
浄化と整える
Purification
描き始める前に、まず香を焚きます。
煙がまっすぐに立ちのぼるのを、ただ眺める。
今日一日の音や言葉が、少しずつ剥がれ落ちていく。
心が静まったと感じたら、
紙と向き合う準備ができた合図です。
祈りは、描く前から始まっています。
- その日の香を選ぶ
- 道具を清める
- 深く、三度の呼吸
Before the first stroke, the smoke rises — and the noise of the day falls away.
ひとつの曼荼羅は、
ひとつの祈りから生まれる。
これは、一枚の絵が生まれるまでの、静かな時間の記録です。
Every mandala begins as a single prayer.
第一章
Purification
描き始める前に、まず香を焚きます。
煙がまっすぐに立ちのぼるのを、ただ眺める。
今日一日の音や言葉が、少しずつ剥がれ落ちていく。
心が静まったと感じたら、
紙と向き合う準備ができた合図です。
祈りは、描く前から始まっています。
Before the first stroke, the smoke rises — and the noise of the day falls away.
第二章
Meditation
中心にひとつ、点を置く。
すべては、そこから始まります。
線を一本引くたびに、呼吸がひとつ深くなる。
いつのまにか「描こう」という気持ちは消えて、
ただ手だけが動いている時間がやってきます。
一枚の曼荼羅に、線は数え切れないほど。
完成までに、幾晩もの夜。
でも描いている間、時間は流れていません。
気がつくと、窓の外が朝になっているだけです。
Tens of thousands of dots. Countless breaths. Time simply disappears.
第三章
Creation
色は、頭で選びません。
その日、その祈りが呼んでいる色を、手が選びます。
誰かの快復を願う日は、あたたかい色が増える。
自分を静めたい日は、深い青が増える。
ひと筆は、ひとつの祈り。
何千の筆を重ねた一枚は、何千の祈りの束です。
だから同じ曼荼羅は、二枚と生まれません。
Each stroke is a prayer. Each mandala, a thousand prayers bound in color.
こうして生まれた曼荼羅が、
あなたの元に届いたなら。
どうか、少しだけ立ち止まって、
中心をじっと見つめてみてください。
あなたの内側にも、同じ光があります。
The same light lives in you.